少し前から気になっていたパン教室。
思い切って、体験レッスンに申し込んでみました。
手作りパンにはずっと憧れがあって、これまでに何度か自己流でチャレンジしたことも。
まあまあ食べられるものにはなるけれど、「これで合ってるのかな?」と、
どこかモヤモヤしていて…。
やっぱり一度、ちゃんと習ってみたかったんです。
パン生地って、癒やしのかたまり。
材料を計量して、混ぜて、手ごねスタート。
最初はバラバラだった粉が、だんだんとまとまって、キメが整ってくる…。
その過程がなんともいえず楽しくて、ワクワクしてきます。
一次発酵を終えた生地は、ふっくらとふくらんで、
まるで赤ちゃんのお肌のよう。ふわふわとしていて、触れているだけで癒やされます。
生地を傷つけないように、やさしく包み込むように…。
そんなひと手間にも、愛情がこもる気がしました。

ちょっと不格好でも、それも手作りの魅力。
今回は、ドッグ型とノック型に成形しました。
形はまだまだ不器用だけれど、二次発酵が終わると、
ふっくらと丸みを帯びて、なんとも愛らしい姿に。
「ちゃんとパンになってきた!」
そんな小さな感動も、パン作りならではの楽しみですね。

焼きたてパンの香りって、しあわせ。
オーブンに入れて、焼き色がついてくるのを見守る時間。
ふわっと広がる香ばしい香りに、思わず深呼吸。
パンの焼ける香りって、どうしてあんなに心まで満たしてくれるんでしょう。
焼き上がった熱々のパン。
ふっくら、しっとり。
焼きたてをひと口食べれば、もう、言葉にならないほどのおいしさ。
今回習ったのは、基本のドックロール。
とてもシンプルな材料で作る、王道のパンです。
素朴でやさしい味わいは、まさに“パンらしいパン”。
何にでも合うクセのない生地で、朝ごはんにもぴったり。
そのまま食べてもおいしいし、
ウインナーをはさんでホットドッグ風にしても楽しめそう。
これから何度も作って、自分なりの定番にしていきたいなと思いました。
初めてのパン教室。
少し勇気がいったけれど、行ってよかった。
「また作ってみたい」と思える気持ちをくれた、やさしいレッスンでした。
これからは、今回のドックロールのような基本のパンを繰り返し作りながら、
色々な種類のパンにも、少しずつ挑戦していけたらいいなと思っています。